「大人になってから矯正治療を始めても遅くないの?」
「子どもの頃にやっておけばよかった…」
矯正治療は子どもだけのものではありません。近年、成人矯正(大人の矯正治療)を受ける方が増えています。この記事では、大人の矯正治療について、メリット・デメリット・注意点まで詳しく解説します。
■大人の矯正治療が増えている理由
以前は矯正治療といえば子どもが受けるものというイメージがありましたが、近年は20〜60代の成人矯正が増えています。その背景には、目立ちにくいマウスピース矯正の普及・審美意識の高まり・口腔内の健康への関心の向上などがあります。「いつかやりたい」と思い続けてきた方が、仕事や生活が落ち着いたタイミングで踏み出すケースも多くあります。
■大人の矯正治療のメリット
◎自分の意志で治療に取り組める
大人の矯正治療は、自分自身の意志で決断して始めるものです。治療への理解が深く、装置の管理や口腔ケアも責任を持って取り組めるため、治療がスムーズに進みやすい傾向があります。
◎目立ちにくい装置を選べる
マウスピース矯正やハーフリンガル矯正(上の歯は裏側、下の歯は表側に装置をつける方法)など、目立ちにくい装置を選ぶことができます。仕事や日常生活への影響を最小限に抑えながら治療を進めることができます。
◎口腔の健康改善につながる
歯並びが整うことで歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病の予防につながります。噛み合わせが改善されることで、顎関節への負担も軽減されます。長期的な口腔の健康維持という観点から、大人になってからでも矯正治療を受ける価値は十分にあります。
◎補綴前矯正にも活用できる
インプラントや被せ物(クラウン)を入れる前に、スペースを適正に整えるために矯正治療を行う「補綴前矯正」にも活用できます。より良い補綴物を入れるための土台作りとして、矯正治療が有効です。
■大人の矯正治療の注意点
◎骨の代謝が子どもより遅い
大人は子どもに比べて骨の代謝が緩やかなため、歯が動くスピードが遅くなる傾向があります。そのため、治療期間が子どもの矯正よりも長くなることがあります。一般的に二期治療(成人矯正)の治療期間は1〜3年程度が目安です。
◎歯周病がある場合は先に治療が必要
歯周病がある状態で矯正治療を行うと、歯周病が悪化するリスクがあります。矯正治療を始める前に、歯周病の治療を完了させてから矯正を開始することが原則です。まずはかかりつけの歯科医院で歯周病の状態を確認することをお勧めします。
◎虫歯・被せ物がある場合は事前に確認が必要
虫歯がある場合は先に治療を済ませてから矯正を始めます。大きな被せ物(クラウン)やブリッジがある場合は、矯正治療の計画に影響することがあるため、事前に担当医に確認することが大切です。
■大人の矯正治療、始めるのに遅すぎることはない
矯正治療に「遅すぎる」ということはありません。50代・60代でも矯正治療を受けて、美しい歯並びと噛み合わせを手に入れている方は多くいます。「年齢が気になって踏み出せない」という方も、まずは初診相談にお越しください。歯並びと全身の状態を確認したうえで、最適な治療方針をご提案します。
【成人矯正のご相談はお気軽に】
当院では20〜60代の成人矯正にも対応しています。マウスピース矯正・ワイヤー矯正・ハーフリンガル矯正など、ライフスタイルに合わせた治療方法をご提案します。初診相談は無料ですので、まずはお気軽にご来院ください。
こばやし矯正歯科
歯科医師
小林 武裕
