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子どもの口の筋肉を鍛えるトレーニング方法|MFT(口腔筋機能療法)のやり方


お子さんのお口の動きや癖が気になっている保護者の方に、ぜひ知っていただきたいのがMFT(口腔筋機能療法)です。


MFTとは、お口周りの筋肉を正しく使えるようにするためのトレーニングで、自宅でも取り組めるシンプルな口の体操が中心です。


この記事では、MFTの概要と、あいうべ体操をはじめとした具体的なトレーニング方法をわかりやすくご紹介します。


■MFT(口腔筋機能療法)とは?


MFTは、舌、唇、頬などの口周りの筋肉を正しく機能させるためのトレーニングです。口呼吸、舌の位置の癖、指しゃぶり、飲み込み方などの習慣を改善し、歯並びや顎の正常な発育を促すことを目的としています。


このトレーニングは矯正治療と並行して行われることも多く、口腔機能を整えることで、矯正の効果を高めたり、後戻りを防いだりする効果も期待できます。


特別な器具が必要なものは少なく、毎日少しずつ続けることが大切です。MFTはさまざまな方法があり、お子さんの症状に適したトレーニングをご提案しています。


今回はその一部をご紹介していきます。


■MFTで行うトレーニングの具体的なやり方


◎あいうべ体操

あいうべ体操は、舌と口周りの筋肉を鍛えるためのシンプルな口の体操です。


「あ・い・う・べ」と発音する動作を順番に行うことで、舌や唇・頬の筋肉をまんべんなく動かすことができます。やり方は以下のとおりです。


  • 「あ」口を大きく開ける

  • 「い」口を横に大きく広げる

  • 「う」口を前につき出すように丸める

  • 「べ」舌をできるだけ下に向かって伸ばす


この4つを1セットとして、1日30セットを目安に続けます。


声に出しながら行うと筋肉がより動きやすくなります。一緒に鏡の前でやってみると、楽しく続けられます。


◎ポッピング(舌を鳴らす練習)

舌全体を上顎に吸いつけて、「ポン」と音を鳴らすトレーニングです。舌を上顎に押しつける力を高め、正しい舌の位置を意識させる練習になります。


  1. 舌先を上の前歯の裏の歯肉に当て、舌全体を上顎に吸いつける

  2. そのまま舌を一気に離して「ポン」と音を出す

  3. 何度か繰り返す


最初はうまく音が出なくても、繰り返すうちにできるようになります。「どっちが大きい音が出るか」などゲーム感覚でやると子どもも楽しめるでしょう。


◎スポットポジションの練習

「スポット」とは、正しい舌の位置のことで、上の前歯の裏側にある、少し盛り上がった部分(スポット)を指します。普段から舌がスポットに触れている状態が、正しい舌の位置です。


  1. 舌先でスポットの位置を確認し、その位置に舌先を当てたまま口を閉じる

  2. この状態を意識的にキープする練習を日常のなかに取り入れる


テレビを見ている時や読書中など、何かをしながら習慣づけていくのがおすすめです。


◎リップトレーニング

唇を閉じる力が弱いと口呼吸になりやすくなります。唇の筋肉を鍛えるトレーニングとして、ボタンを使った練習が広く行われています。


  1. 直径2cm〜3cm程度のボタンに糸を通し、両端を結んだものを用意する

  2. ボタンを唇の内側と歯の間に挟んで口を閉じる

  3. その状態で糸を引っ張り、唇で引き戻す


力加減を調整しながら、1日数回繰り返します。シンプルですが唇の閉じる力を実感しやすいトレーニングです。


◎ガラガラうがい、ぶくぶくうがい

うがいも立派な口の体操の一つです。ガラガラうがいは喉周りの筋肉を、ぶくぶくうがいは頬の筋肉を鍛えることができます。


食後のうがいをトレーニングとして意識するだけで、日常に自然と取り入れられるでしょう。特に小さなお子さんにとっては、うがいの練習自体が口腔機能の発達につながります。


■MFTを続けるためのポイント


◎毎日少しずつが大切

MFTは1回にたくさんやるよりも、毎日少しずつ継続することが重要です。歯磨きの前後や食後など、生活のルーティンに組み込むことで、日常的に続けやすくなります。


◎保護者の方と一緒に楽しく取り組む

お子さん一人でトレーニングを続けるのはなかなか難しいものです。保護者の方が一緒に取り組んだり、鏡の前で一緒に笑いながらやったりすることで、楽しい時間として習慣化できます。


「今日もあいうべ体操やろう!」と声をかける小さな積み重ねが、大きな変化につながります。


◎歯科医師、歯科衛生士に相談しながら進める

お子さんの状態によって、取り組むべきトレーニングや優先順位は異なります。歯科医師や歯科衛生士の指導のもとで行うことで、より効果的にトレーニングを進めることができます。気になる症状があれば、まずはお気軽にご相談ください。


【MFT(口腔筋機能療法)はコツコツ続けることが大切】


MFTは、舌、唇、頬などの口周りの筋肉を正しく機能させるためのトレーニングです。あいうべ体操やポッピング、スポットポジションの練習など、自宅でできるシンプルな口の体操が中心で、保護者の方と一緒に楽しく取り組めるものばかりです。


歯並びや口呼吸が気になるお子さんはもちろん、日々の口腔ケアの一環としてぜひ取り入れてみてください。続けることで、お口の機能はきっと少しずつ変わっていきます。


MFTの基本的な情報や適応については、こちらの記事もあわせてご覧ください。

口呼吸などの改善にトレーニングが効果的?MFTについて詳しく解説


こばやし矯正歯科
歯科医師
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