「前歯が出ているのが気になる」
「出っ歯は矯正で治せるの?」
出っ歯(上顎前突)は、日本人に多い歯並びの悩みの一つです。この記事では、出っ歯の原因と矯正治療での改善方法についてわかりやすく解説します。
■出っ歯(上顎前突)とは
出っ歯とは、上の前歯が下の前歯よりも大きく前方に出ている状態のことです。正式には「上顎前突(じょうがくぜんとつ)」と呼ばれます。歯だけが前に出ているケースと、上顎の骨格ごと前に出ているケースがあり、程度によって治療方法が異なります。
■出っ歯の主な原因
◎遺伝的な要因
顎の大きさや歯の位置は遺伝の影響を受けます。親御さんに出っ歯がある場合、お子さんにも同様の傾向が見られることがあります。
◎口腔習癖(こうくうしゅうへき)
指しゃぶり・口呼吸・舌を前歯で押す癖(舌突出癖)・下唇を噛む癖・頬杖などが、長期間続くことで歯が前方に押し出され、出っ歯になることがあります。特に成長期のお子さんの場合、これらの癖が大きく影響します。
◎歯の生え方の問題
永久歯が正しい位置に生えてこなかった場合や、乳歯が早く抜けて後続の永久歯のスペースが変わってしまった場合にも出っ歯になることがあります。
■成長期に治療を始めるほど改善しやすい理由
スキャモンの発育曲線が示すように、上あごの骨は神経型に近い成長パターンをたどり、10歳前後で成長のピークを迎えます。一方、下あごの骨は思春期の成長スパートでより遅くまで伸び続けます。
そのため、上あごの成長が残っている10歳前後までに治療を始めることで、上顎の過度な前方成長をコントロールしやすくなります。
■矯正治療での改善方法
◎一期治療(小児矯正)
成長期には、上顎の成長を抑制しながら下顎の前方成長を促進する装置を使用します。また、口腔習癖の改善も並行して行います。成長期だからこそできる治療です。
◎二期治療(成人矯正)
出っ歯の二期治療では、基本的に抜歯を伴うケースが多くなります。上顎が前方に出すぎている場合、抜歯をすることで前に出た上の歯を後方へ引き込み、理想的な噛み合わせに整えます。ただし、上顎歯列全体を後方に移動させることで非抜歯で改善できるケースもあります。一期治療をしていると、非抜歯にできる可能性が高くなります。骨格的な問題がある場合は外科矯正が選択肢になることもあります。
【出っ歯のお悩みはご相談ください】
まずは初診相談にお越しください。歯並びの状態を確認したうえで、最適な治療方法をご提案します。初診相談は無料です。
こばやし矯正歯科
歯科医師
小林 武裕
